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C O L U M N

 このページはホロル・インターナショナル店長の個人的主観によって作られるページで、不定期に更新されます。ご覧になった皆様のご意見、ご感想、ご質問等ございましたらEメールにてご遠慮なくお寄せ下さい。


第9回「リング0見ました」(2/4/2000)
いよいよ寒くなり、冬も本格的になって参りました。全国的に風邪が蔓延しているようで、特に病院では点滴待ちの患者で溢れかえるほどインフルエンザが大流行しているそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。体調には十分注意を払って気を付けましょう。なるべく気合で何とかしたいものです。イソジンのうがいもあなどれませんので、なるべくやるように心掛けたいと思います。

現在公開中の映画「リング0〜バースデイ〜」制作にあたって依頼があり、昨年10月頃弊店から腕時計を数本提供したというお話は以前お知らせしましたが、つい先日その映画を観てきました。前もって過去の作品をすべてビデオでチェックし、予習をしておきました。やたら恐いのではないかと思っていましたが、実際に観てみると過去の作品もそれほど恐い内容ではありませんでした。とにかくせっかくの機会なので、一作目からの話の流れをきちんと理解した上で現在上映中の最新作に臨む事にした訳です。

あらかじめ頂いた招待券を握りしめ、渋谷の映画館へ出掛けました。劇場へ足を踏み入れると平日なせいか、それほど満員ではなく、余裕で席につく事に成功しました。中央の後ろの方に私にとって理想的なポジションを取る事が出来ました。席を確保するや否や早速売店でお約束のポップコーンとコーラを調達し、はじめに観なければならない予告に備えました。上映予定の作品の予告案内などが終わるといよいよ始まるのですが、実は今回のこの映画は2作同時上映しており、お目当ての「リング0」ではないもう一つの「イソラ」という方を先に観る事になりました。それほど内容に期待もしていませんでしたが、いざ上映が開始されるとかなりつらい時間が流れていきました。つまり正直に言うと、この映画が予想していた以上に面白くなかった。上映中は本当に退屈で、思わず長〜いまばたきをしてしまう事も何度かありました。ようやく一本目が終わり、二本目が始まる頃には少しくたびれてしまいました。

実際に映画を観ると弊店から貸出しした年代物の腕時計もほとんど出番もなく、残念ながら大きく画面に映し出される事はありませんでした。「これじゃわざわざ古い腕時計を使った意味がないのでは?」などと思ってしまいましたが、こればっかりは仕方ありません。この「リング0」は物語の舞台である昭和43年という設定を違和感なく再現するために小道具などにかなり凝ったと聞いていたのですが、実際にはそれほど凝っている印象は感じられませんでした。特に出演者の衣装やメイク、髪型などが現代的過ぎて30年前にはとても見えませんでした。お陰で最初からあまり感情移入出来ませんでした。クライマックス辺りで今どきの2トンクラスのトラックが登場してきた時にはさらにシラけてしまいました。ケチをつける訳ではありませんが、そんな訳で内容的には今ひとつ楽しめませんでした。このシリーズの一作目の「リング」の完成度と比較すると今回の作品はいろいろな面で物足りなく感じてしまいました。「男はつらいよ」や「007」などの長期に渡るシリーズ物になると話は別ですが、シリーズ化する映画はだいたい回を重ねる毎にクオリティが落ちていくものです。関係のない話ですが、個人的には「ダイハード」なんかも一作目が一番好きです。

そんなこんなで映画が終わり、出演者名などのエンドロールが始まりました。主題歌が響き渡る中、次々と席を立ち劇場を後にする人々をよそにじっとスクリーンを凝視していると、協力クレジットの中にちゃんと弊店の店名のロゴも一緒に出てきました。これはちょっとした感激でしたが、ここでようやく本当に撮影に使われたのだという事が実感出来たのでした。劇中で田中好子が腕時計をちらっと見る場面がありましたが、正面からの映像だったため時計そのものはまるで写りませんでした。おそらくこの場面は腕時計を見るという仕種だけが演出上必要だったのでしょう。他にもチラッと腕時計が写る瞬間が何度かありましたが、提供した時計がアップでスクリーンに映し出される事は一度もありませんでした。しかしながら、結果的にはなかなかいい記念になったと思います。ただ期待し過ぎてしまったせいか、少しがっかりしましたが、おかげで話の種が出来ました。以上、時計の映画出演についてのちょっとした報告でした。



第8回「謹賀新年」(1/9/2000)
あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のお引立てを賜り、有り難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

本当に早いものでついに西暦2000年を迎えてしまいました。2000年なんていう年がやってくるなんて、前々から分かってはいたものの今一つピンと来ないものです。とんでもなく遠い未来のようなイメージを持っていましたが、あっという間に迎えてしまいました。いずれにしてもこのニューミレニアムをぜひ素晴らしいものにしたいと思います。

いわゆる"Y2K"関係では大きなトラブルもなく、我々にとっては例年通りの平穏無事な新年を迎える事が出来てまずはひと安心です。しかし新聞、テレビなどでは事前に水や食料を用意しておいた方が良いなどと半ば脅かすような報道が目立ったため、私は思わず缶詰やミネラルウォーターを買ってしまいました。さらに大晦日の晩にはついつい風呂場の浴槽に水を溜めたりしてしまいました。万が一の事を考えるとそうせずにはいられませんでしたが、私のようなヒトは少なくなかったのではないでしょうか。しかし、コンピュータが暴走するだなんて考えただけでゾッとします。いずれにしても身近な所では特別な事件はなく、本当に良かったと思います。

さて、昨年は皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。決していい事ばかりで最高の一年だったわけではなく、むしろ明るい話題が少ない一年だったような気がしますが、ハルマゲドンもなく、今日という日を迎える事が出来て幸せだと思いたいものです。1999年は特にこれといった大事件もなく、無事に過ごす事が出来ました。また、当サイトを開設させ、うまく軌道に乗せられたのも重要な出来事だったと思います。従来通りの店舗での営業とは別に我々の事を知っていただく手段がインターネットというメディアによって加わったのは非常に良かったと思います。このサイトをご覧いただいた事がきっかけとなってご来店下さるお客様が増えたりした事も大変有り難いものです。ご利用くださったお客様には感謝しております。

決して数は多くありませんが、国内外から比較的コンスタントに商品も入荷になり、何かと忙しいせいか、時間の経つのがとても早い一年だったというのが個人的な印象です。珍しく、かつコンディションの良い年代物の時計はなかなか仕入れにくいものですが、それでも極力魅力的で状態の良いものを取り扱う様心掛けたつもりです。特に印象的なのはなかなか取り扱う機会の少なかったモデルが意外と入荷になった事などが挙げられます。インターナショナルのスモールセコンドの手巻きモデルなどはその良い例で、現在数本ありますが、普通だったらあまり考えられない在庫状況です。過去のパターンから考えると一度に何本もストックがあるなどという事はかつてなかったと思います。タイミング良く仕入れる事が出来たというだけであって、つまりたまたま縁があったという事なのだと思います。ちなみに同タイプですが、近々もう一本ご紹介する事が出来そうですので、ご興味のある方は次回更新時に新入荷商品のページをチェックしてみて下さい。

とにかく今後も年代物を中心に魅力ある時計をご紹介していきますので、どうぞご期待下さい。本年もより一層ご愛顧下さいます様宜しくお願い申し上げます。また最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。



第7回「腕時計の映画出演」(11/28/1999)
大変ご無沙汰しております。当初は月に二回くらいは更新していこうと考えていたこのページもまったく手をつけずに何ヶ月も経ってしまいました。最後の更新が6月なので、5ヶ月間もの間ほったらかしにしてしまった事になります。何かと面倒とはいえ、もう少し前向きに取り組みたいものです。自分がなまけ者だという事をあらためて認識しました。別に長い文章にする必要もないので、是非今後はもう少しまめに更新したいと思います。来年の目標はこんなところでしょうか。

さて当ホームページも開設からずいぶんと経ち、ご紹介する商品の画像もデジタルカメラを使用したクオリティの高いものに変更したりと多少の向上を図りました。画像を作成する際も可能な限り実際のイメージと近い質感が伝わる様に意識しています。もちろん、現物を手に取ってご覧いただくのと、画像だけご覧いただくのとでは伝わり方がだいぶ違いますが、前述の通り結構注意しています。今後も必要に応じてより一層内容の充実を目指したいと思います。以下ちょっとした告知です。

先日ある映画の製作に協力依頼があり、年代物の腕時計の貸出しを行いました。広告や販促用パンフレットなどをはじめ撮影用の小物としてアンティークの腕時計を使いたいという依頼をいただく機会は以前から時々あったのですが、話題になりそうな映画なので是非お知らせしたいと思います。小説から映画化され、評判になったホラー作品「リング」、「らせん」、「リング2」につづく第3弾「バースデイ〜リング0〜」が制作される事になり、劇中で登場人物達が身に着ける腕時計をなんと弊店が提供する事になりました。かなりのメジャー映画から来たオファーに思わず喜んでしまいました。公開済みの過去の作品二本は観た事がなく、当然原作本も読んでいませんでした。ずいぶんと世間で騒がれていたので興味はあったのですが、私自身はどちらかと言うと恐い話は苦手なので、実はビデオでもまだ観ていません。

まず台本を頂戴し、少しだけ目を通してから物語の舞台となる昭和43年(1968年)という時代やそれぞれの役柄に合った時計をセレクトしました。劇中登場するキャラクターの年齢、職業や簡単な性格などを教えていただき、検討しました。劇団の研究生をしているという主人公には20代前半の男性だという事を考慮し、国産の手巻きを選びました。ちなみに中三針のオリエントでした。また元キャンディーズのスーちゃん(田中好子)が演じる女性新聞記者には2点用意しました。気が強く、行動力のある役柄の彼女にはセイコーの婦人用手巻モデルとグリュエンの南京虫タイプを用意しました。その他は演出家、医師、博士?などの職業と性格を基にイメージして、それぞれスイスブランドの時計などを選びました。口やかましく、ちょっと嫌な感じの演出家にはサイズも大きく存在感のある金無垢のインターナショナル。やさしくて真面目な医師にはさり気なく舶来の時計を、という感じでブローバの金色の丸型をイメージしました。また、時計にはまったく無頓着だろうという私の勝手な想像から謎の博士には超無名のスイス製。こんな具合にあれこれ考えてみました。

今回の映画はよほどの事がない限り、予定通り来る2000年の1月には公開されると思いますので、今から封切られるのが楽しみです。もちろん時計という道具は小さく、映画の中では決して目立たない存在だと思いますが、年代考証を考えて制作される映画の一部として協力できた事は興味深い経験になりました。特に登場人物を想像して役にピッタリくる時計を考える作業は個人的になかなか面白い作業でした。ひょっとしたら結構大きく画面に登場するかも知れないので、ホラー好きな方は公開になったら劇場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

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