Go To Top


C O L U M N

 このページはホロル・インターナショナル店長の個人的主観によって作られるページで、不定期に更新されます。ご覧になった皆様のご意見、ご感想、ご質問等ございましたらEメールにてご遠慮なくお寄せ下さい。


第12回「梅雨入りキネティック」(6/10/2000)
東京地方もいつの間にか梅雨入りです。しばらくの間快晴が続き、毎日とても気持ちが良かったのですが、今年も一年で最も嫌な季節になってしまいました。雨が好きだと言う人も中にはいるかも知れませんが、やはり何となく雨は憂鬱な気分にさせます。その反対にどういう訳か、スカッと晴れた日には不思議と理由もなく気分が良かったりするものです。しかし、近頃いいニュースが少なく、本当に気分が滅入ってきます。日本は一体どうなってしまったのだろうかと思います。気味の悪い出来事があまりにも多く、次から次へと恐ろしい事件が新聞やニュース番組で報道されています。特に人の命に関わる事件が連日のように取り上げられ、明るい話題は皆無に等しい状態です。いろいろな意味でこれから先の事を考えると少し悲観的になってしまいそうです。

さて、ここから話題を変えます。ご承知の通り、弊店のホームページはこの度ドメインの取得に伴いURLが変更になり、引越しを致しました。突然でしたが、今後もご愛顧下さいますようお願いします。ブックマークの登録の変更などもどうぞお忘れなく。それから、先日第二回目が終了になりましたが、このサイトをご覧の皆様にだけご参加いただくプチオークションも好評のうちに終了する事が出来、入札のお申し込みいただいた方々には大変感謝しております。今後もこの企画は継続していこうと考えていますので、次回開催の際にも是非多数ご参加いただきたいと思います。現時点では次回の日程や出品商品は決定していませんが、予定を決め次第ホームページ上でご案内したいと思います。第一回は唐突に始めてしまったせいか、あまり入札がなかったのですが、この企画はこのホームページをご覧の皆様へのちょっとしたサービスの一環だと考えていますので、今後もご期待下さい。

bar 前回のこのページで意見を述べた発表されて間もない「ロレックス・デイトナ」の新型ですが、一体いつ頃実際に市販されるのでしょうか?今まで通り安定供給される事なく、プレミアム価格になるのは必死です。今年から来年にかけて流通されるようになるとも言われていますが、それ以前に本当に市販されるのでしょうか?まったく疑問です。発表はされたものの、実際には当分商品化されないなどという事になるのではないかという気がしてなりません。だいたい例年のバーゼルフェアでのロレックスは世界各国からわざわざ取材しにやってきたプレス陣を一切寄せつけず、非協力的な体制を貫いてきたと聞いています。それに対して今年のバーゼルでのロレックスはどういう訳か、やたらと友好的でニューモデルの情報をあちこちにばら撒いているかのような状態だったらしいのです。なんだかおかしいではないかと思ってしまいます。どんな理由か知りませんが、したたかなロレックスの策略が見え隠れしているような気がしてなりません。いずれにしても新デイトナに関しては今後の成り行きを静観するだけです。

アンティークや現行品の一部も含め、機械式の時計はもちろん魅力的なのですが、同じように興味のある個性的で注目の時計があります。それは「セイコーのキネティック」です。個人的にこの時計はここ数年ずっと興味の対象でした。以前は"AGS"と呼んでいましたが、いつの間にか世界的に「キネティック」という呼び方に統一した様です。革命的なクォーツ時計の誕生から30年ほど経っていますが、そこからさらに進化させたのが、この「キネティック」であり、シチズンの「エコドライブ」なのです。スイスの現行機械式ブランドだとジャガー・ルクルトなんかが革新的な事をやってのけますが、セイコーをはじめ日本のメーカーも違う意味で斬新な試みを繰り返してきていると思います。

機械式時計の魅力にとりつかれてしまった人間にとってはクォーツ時計は何とも味気なく見えてしまうもです。しかし、機械式の時計には精度の面での限界があり、これはどうする事も出来ない事実です。いかにクロノメーターが厳しい条件下での試験にパスした優秀な機械だからといって、クォーツ時計の精度にはどう転んでも勝てません。ですから、面白みや魅力に欠けている部分があったとしてもクォーツ時計にはクォーツ時計にしかない良さや勝っている点があるものなのです。やはりクォーツ時計は革新的な発明だったのです。

bar 年代物の時計は精度に関しては限界がある代わりに何とも言えない味わい深さを持っていますが、私はその対極にある現在の先端のものにも興味が沸きます。その中で最も面白いと思えるのが「キネティック」です。前述の「エコドライブ」も同様にバッテリーの交換の必要がないのですが、個人的にはセイコーの「キネティック」の方に眼が行ってしまいます。手の動きに合わせて発電されるという自動巻きの応用のような仕掛けも魅力的です。故障はあるかも知れませんが、原則的にはメンテナンスフリーだそうなので、とっても経済的です。機械式の時計には定期的なメンテナンスが不可欠なので、まったくその反対という事になります。最新モデルの記事を見るとフル充電の状態で一ヶ月以上も動きつづけるとの事で、その点も見逃せません。おまけに「オートリレー」というタイプは一旦動きが止まっても再度動き出す時には自動的に正しい現在時刻になるというのだから、驚きです。一体どういう仕組みなのか分かりませんが、何となく凄い事なのではないかと想像できます。

一般的な認知度が低すぎるのではないかという気がしますが、やはりこれらのモデルは本当はとんでもない大発明だと思います。この数年個人的に一本持ってみたいと思っていましたが、きっかけがなく、今に至っています。性能も飛躍的に向上してきているようなので、そろそろ手に入れてみようかと考えています。ひょっとするとデイトナの新型ムーブメントよりも評価に値するのではないかとも思いますが、いかがでしょうか?



第11回「新型デイトナ発表」(4/21/2000)
だいぶ過ごしやすい季節になってきました。今ぐらいが一年で最も気持ちのいいシーズンかも知れません。今日はあいにくひどい雨が降っており、少し肌寒く、決して気持ちのいい日ではありませんが、この雨が上がれば、スカッと晴れてくれる事でしょう。

さて、最近はバーゼルフェアに関する話題が何かと多いですが、その中でも特にネタになっているのが、新型が出るらしいロレックスのデイトナについてです。ロレックスが従来とはまったく異なる新型の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントの開発に成功したとの事で、それに伴って、デイトナはフルモデルチェンジされるようです。今まで何かと噂にはなっていましたが、ついにそれが現実となった訳です。インターネット上ではしばらく前から既に新型デイトナの画像を拝む事は出来ましたが、雑誌などでもその記事が掲載され、他のブランドのニューモデルの紹介より派手に取り上げられています。実際にこの新型デイトナが流通し出すのはずいぶんと先になると思われますが、現行機種と同様に慢性的な品薄状態に陥り、発売と同時にプレミア価格になってしまうかも知れません。

bar 個人的な感想を申し上げると「中途半端なモデルチェンジ」といった印象が強く、このままだと現行モデルの方がさらに超高値になってしまうのではないかと思います。いくら搭載されるムーブメントが自社製に変更されても、外見が魅力的でなければいけません。やはり腕時計は最終的にルックスが最も重要だと思います。現在はあくまでも発表の段階なので、実際に流通するようになるまではしばらく時間が掛かると思いますし、デザインなどに関しては今回発表されたものと量産品は異なる可能性も考えられます。しかし、今回デザインに関してロレックスというのは保守的なブランドだとあらためて感じました。オイスターモデルについては1950年代あたりから大きくデザインが一新されたモデルは登場していません。文字盤や針はその年代ごとの流行が感じられますが、デイトジャストのシリーズやその他スポーツモデルもさほど変化を遂げてはいません。

大抵の時計ブランドが定番機種とは別に斬新で個性的なデザインのモデルを次々と発表してくるのに対し、ロレックスだけは1960年代辺りからまるで時間が止まってしまっているかのようです。これはある意味手抜きだと思えてなりません。しかしながら、裏を返すとロレックスのデザインというものはそれだけ機能的で完成されているとも言えます。この何十年もの間新しいデザインのモデルが登場してこないのは、ほとんど手を加える必要がなく、前述の通り既に完成されているからなのでしょう。まあ、いずれにしてもロレックスに関する話題が絶える事はないでしょうし、特に当分の間は新デイトナに注目が集まる事は間違いなさそうです。



第10回「有名人の腕時計〜クラプトンモデル発見〜」(3/25/2000)
近頃だんだん暖かくなってきたようです。春の気配が感じられる季節になって参りました。お陰で花粉症の方々は本当につらい毎日を送っている事と思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は幸運にも今のところ花粉症にならずに済んでいるようなのですが、元来やや鼻炎気味なせいか、近頃ひどい鼻詰まりに悩まされています。睡眠中に鼻呼吸が満足に出来ないのが原因で口の中が乾いて喉がカラカラになり、夜中に目が覚めてしまったりする事があります。ただ鼻が詰まるだけで鼻水や目のかゆみなどの症状はまったくないため、いわゆる花粉症ではないと思いますが、時々ひどくしんどい時があるので、本物の花粉症に苦しむ方々のお気持ちが何となく理解出来ます。今年は特にひどく、例年の数倍の花粉が飛び散るなどといった話題を良く耳にするので、気の毒で仕方がありません。

さて、有名人が使っている腕時計について最近気づいた事をちょっとお話します。俳優やその他の著名人が所有する時計が雑誌で紹介されたりする機会は今までずいぶんありましたが、せいぜいドラマの中でキムタクがロレックスのエクスプローラーやオメガ・スピードマスターを使ったりしていたのが話題になる程度で、いつも似たような人が登場する事ばかりです。ある有名人がたまたま着けていた写真が公表されたせいで、「〜モデル」などと呼ばれるようになる事も少なくありません。例えば、有名なところではロレックス・デイトナの「ポール・ニューマン」、Gショックを着けていた「スティング」などです。同じようにアンディ・ウォーホールが生前にバブルバックなど年代物のロレックスを好んで使っていたという話も多く語られています。これらはオメガ・シーマスターのジャック・マイヨールシリーズのようにメーカーがその有名人の名前を使ってオフィシャルモデルをリリースするのとは異なり、単に世間が勝手にそう呼んでしまっている例です。

いずれにしても有名人が使っている事が知られるようになって、その時計の人気が上がる事もあるのです。しかし、ちょっと有名人だったらすぐに「〜モデル」と呼ばれるわけではありません。先日ユースケ・サンタマリアが出演しているドラマを見ていたのですが、何と彼は劇中で現行IWCのUTCを着用しており、腕をちらりと見るシーンがありました。だからといって、このモデルがその放送の次の日からいきなり「ユースケモデル」などという風に呼ばれる訳ではありません。つまらない例を挙げてしまいましたが、とにかく至極当たり前の話で、「〜モデル」などという風に呼ばれ、定着するにはその時計を身に着ける有名人が知性なども含め、卓越したスター性を持っているかどうかが問われるのは言うまでもありません。

bar 海外のミュージシャンの中だとローリング・ストーンズのキース・リチャーズがエレガントなカルティエの時計をしている写真が割と多く見受けられますが、先日かつてのエリック・クラプトンがちょっとマニアックな腕時計を着けている写真を見つけてしまいました。長い間持っていた古い雑誌を捨てようと片づけている際にその若きクラプトンの写真を発見しました。最近では西部の松坂と同様カシオのGショックの広告にも登場していたクラプトンですが、その写真の中で腕に着けていたのは何とユニバーサルのトリコンパックスでした。防水型のケースにタキメーターベゼルが付いた高年式のタイプです。もちろん、大きく写っているわけではないので、100%そうだとは言い切れませんが、間違いなくインダイアルが四つ文字盤上に見えるのです。したがって、どう見てもトリコンパックスにしか見えないその時計を見た時は少し驚きましたが、その当時からクラプトンは既に革命的プレイで活躍していたスーパーギタリストだったわけで、そのような高額な時計をしていても決しておかしくはないのです。
bar




かなりボケていますが、これがその時計の拡大画像。
これはどう見ても「トリ・コンパックス」です。


その頃のエリック・クラプトンは現在のような物分かりの良さそうなオジサンタイプではなく、男前でもやや目付きも悪く、かなり強烈なヘアスタイルをしており、現在と比較するとまるで別人の様でもあります。その写真はおそらく1960年代の終わりから1970年代にかけての時期ではないかと思われ、時計の製造年代ともほぼ一致します。とにかくこれだけの大物有名人が身に着けていたのですから、これでもうユニバーサルのトリコンパックスは「エリック・クラプトンモデル」という事になります。くだらない話ですが、少なくとも個人的に今後はあえてそう呼びたいと思います。それにしてもクラプトン本人は今でもその時計を持っているのでしょうか。何といってもギターの神様ですし、昨年もギターに数千万円の値がついたとニュースになっていたくらいなので、もしクラプトンのトリコンパックスだなんていってオークションに出品されたりしたらちょっと面白いかも知れません。ただもう持っていないでしょう。きっと時計には特に思い入れがないせいで、どこにしまったか忘れた挙げ句、とっくの昔になくしたりしているんじゃないですかねぇ。
bar



若かりし日のエリック・クラプトン。恐らく「クリーム」の頃。
とにかく髪型がすごい。かなりロックな爆発ぶりです。
現在とはまったく異なるルックスにただ驚きです。



前のページに戻る



|トップページ| |最新情報| |ホロル・インターナショナルについて| |修理について| |アンティーク時計とは| |雑誌掲載|
|メールマガジン| |フォトギャラリー| |特集| |厳選新品高級時計| |商品カタログ| |オークション| |お勧めサイト| |E-mail|