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C O L U M N

 このページはホロル・インターナショナル店長の個人的主観によって作られるページで、不定期に更新されます。ご覧になった皆様のご意見、ご感想、ご質問等ございましたらEメールにてご遠慮なくお寄せ下さい。


第21回「浅草橋グルメ情報」(7/21/2001)
今年の夏は一体どうなっているのでしょうか?本来であれば、雨の日が多いはずの時期も非常に短かく、いつの間にか梅雨も明けてしまいました。もうすっかり完全な夏です。しかもただの夏ではなさそうな気配です。ウンザリするような連日の猛暑、夜は当然のごとく熱帯夜。暑さのあまり深夜に目が覚めてしまうのも毎夜の事です。地球の温暖化が進んでいる事の表れなのでしょうか。天気が良いのは結構なのですが、こう暑くては外に出る気さえ起きないのが普通でしょう。たまの休みはいっさい外出せず、エアコンの効いた自宅でゆっくりと過ごすという方が多いのでしょうか。いずれにしても外出すれば、とんでもない日差しと暑さが待っています。熱中症とやらで倒れる人が多いそうで、おちおち出歩く事もままなりませんから、休日はどこへも出掛けないのが賢明なのかも知れません。

それにしてもこう暑いと冷たいものが食べたくなるものです。そうめん、そば、アイスクリーム、かき氷なんていうのも良いでしょう。もちろんビールがうまい季節でもあります。しかし、決して忘れてはいけないのが「冷やし中華」です。もともと私は食通でも何でもないのですが、年々食べる事への興味が高まってきていて、おいしい料理に出会えた時の喜びは大変なものです。特にここ数年は麺類がますますお気に入りです。そこで、今回は食に関する話題を少々。店舗のある浅草橋近辺でおいしい冷やし中華を食べられる店があるので、ご紹介したいと思います。浅草橋の東口を出て左に曲がり、浅草方面にまっすぐ歩くと左手に富士銀行があります。富士銀行を通り過ぎ、その最初の交差点を渡ったすぐのところにある「水新菜館」という小さな中華料理店。ここはこの界隈では数少ない行列の出来る名店なのです。

お勧め中華の店 決して広いとは言えない店内ですが、ここの料理はどれもおいしく、結構ボリュームもあります。「広東麺」などが人気のようなのですが、タンメンやチャーハンなどの定番メニューもなかなかのものです。個人的にこの季節は「葱肉冷麺」なるものがお目当ての料理になります。通常の冷やし中華だとチャーシュー、きゅうり、玉子焼きといった定番の具材が細切りにされて放射状に麺に盛り付けられているものが思い浮かびます。ところが、この「葱肉冷麺」は一般的なスタイルの冷やし中華とは異なり、細く切られたネギとチャーシューが山盛りになっているのが特徴です。想像してみるとよくある冷やし中華とはまったく違う事がお分かりいただけるのではないかと思います。実物は撮影してないので、画像をアップ出来ないのが実に残念ですが、たっぷりのネギの上に黒コショウがかかっており、酸味のあるタレの味をさらに引き締めています。ネギが苦手な方にはお勧め出来ませんが、これが本当にイケるんです。

かなり分かりやすい場所にありますし、是非一度お試しになってみてはいかがでしょうか?ランチの時間帯や夜7〜8時頃は少々行列になっている事も多いのですが、並んでみる価値はあります。もちろん味の好みも十人十色ですから、100%保証する事は出来ませんが、冷やし中華が好きな方には絶対に気に入っていただけるはずです。弊店にご来店いただいた後に立ち寄ってみてはどうでしょうか?いや、それより「葱肉冷麺」を食べる目的で浅草橋にお越しいただいたついでに弊店に寄っていただいてもOKです。とにかく今の時期にぴったりなので、ホントにお勧めです。



第20回「エベラールのクロノグラフ」(6/21/2001)
すっかり梅雨に入ってしまい、毎日のように雨が降ったり、やんだりといった嫌な天気が続いています。ちなみに今日の東京も思いっきり雨が降る訳でもなく、はっきりしない天気です。さて、前回のこのページでは時計専門誌とは一味違う見せ方が面白く感じたため、ブルータスの時計特集号について簡単に取り上げました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、いかがだったでしょうか?ブルータスは隔週で発売されているようなので、新しい号がもう書店に並んでいるようです。

時計に関連した話ではありませんが、実は最近新しくノートパソコンを買い換えました。昨年オールインワンのA4サイズのものを手に入れて使っていましたが、持ち運びに不便で結局あまり使わなくなっていました。DVDドライブはそれなりに魅力的ではありましたが、実際はほとんど必要性もなく、3kg以上もある重さのPCをカバンに入れて持ち運ぶのは少々無理がありました。そこで、以前購入したものはさっさと手放し、時間をかけて検討しました。その結果ドライブもなく、軽いB5サイズのものを晴れて購入したという訳です。おかげでなかなか重宝しています。

さて、比較的早い更新の今回は最新の時計について少々。複数の雑誌が発表されたばかりの最新の腕時計を紹介する特集を組んでいます。過去の時計のデザインを蘇らせた復刻モデルや過去にあったデザインを現代風にアレンジし直したようなタイプの時計が多く、これはここ数年続いている傾向だと思います。例えば、オフィチーネ・パネライの充実ぶりは目を見張るものがあります。それから、ゼニスのムーブメントを搭載したタグ・ホイヤーのクロノグラフも少々気になりました。「モンツァ」と名付けられていますが、かつてのモンツァとは似ても似つかないルックスで、むしろケースデザインはロレックスのアーミーケースのようです。ジラール・ペルゴのクロノグラフにも似たようなタイプがあったと記憶していますが、やはり過去のモデルにヒントを得ているモデルが圧倒的に多いようです。

そのようなタイプの中で個人的に印象に残ったのはジャケ・エトワールのクロノグラフです。1940〜50年代ごろのクロノグラフの雰囲気を比較的忠実に再現し、かつて多くのブランドのクロノグラフに採用されていたバルジャックスやヴィーナスのムーブメントを搭載したモデルは注目に値します。年代物のクロノグラフが好きなアンティークウオッチの愛好家にとって現行モデルはどうしても味気なく見えてしまいがちですが、そのシリーズは十分満足出来る仕上がりになっているのはないでしょうか。もちろん現物を見た訳ではないので、何とも言えませんが、雑誌に掲載されている写真を見る限り、気になりました。シースルーバックになっている点も見逃せませんし、中途半端な復刻モデルよりはよほど魅力的な徹底ぶりです。

そのような復刻系の時計とは別にまったく新しいタイプの時計も発表されています。時計ビギンなどでも大きく取り上げられていますが、エベラールの4レジスターのクロノグラフは実に興味深く、大注目だと言えそうです。今回発表された多くの機械式時計の中で最もユニークだと言えるのではないでしょうか。文字盤上に四つのインダイアルが横一列に並んでいるスタイルはまさしく斬新の一言です。このモデルについては取材でバーゼルフェアに行った某雑誌のエディターの方からも事前に教えてもらっていました。インダイアルが一列に並んでいる様はまるでアウディのマークのようだと聞いていましたが、雑誌に掲載された写真を見た限り、その形容がピッタリのルックスでした。

最初教えてもらった時はさっぱりイメージが湧きませんでしたが、実際に写真を見て妙に納得出来ました。ベーシックキャリバーに相当手を加えてあるのでしょうか。輪列の変更をかなり強引に行っているのかも知れません。エベラールでは長い間このモデルの発表計画を暖めていたようで、ついに満を持して発表されたようです。あの時計が格好いいとか、悪いといった次元の話は抜きにして、いずれにしても物凄く斬新なクロノグラフである事に間違いありません。日本では今ひとつメジャーではありませんが、このモデルの発売を機に一気に知名度を上げるかも知れません。



第19回「ブルータス」(6/2/2001)
またしても久々のコラムです。自分で言うのもどうかと思いますが、サボり過ぎにもほどがあります。何ヶ月も更新せずにあっという間に時間が過ぎてしまいました。ただ文章を書くだけの作業ですが、これが意外と難しいもので、その気にならないとまるではかどらないのです。このページへ労力を注ぎ込む事がなかなか出来ずに今日になってしまったような感じです。いつのまにか春は遠ざかり、だんだんと夏の匂いがしてきました。何となくどんよりとした天気が多くなり、徐々に湿度を増した空気になってきましたので、そろそろ梅雨入りなのでしょうか。

ここ数ヶ月必ずチェックするサイトがひとつ増えました。そのホームページには毎日更新される日記のような内容のコンテンツがあり、そのページにハマってしまいました。そのサイトの作成者のあるミュージシャンの仕事、出会った人々のこと、音楽や映画のこと、季節の移り変わりについて、その他食べ物やお酒の話など、様々な話題に及びます。知らない人物であるにも関わらず、どうも親近感が湧いてしまいました。自分自身もサイトを運営する者のはしくれなので、毎日更新していく事の面倒臭さがよく分かります。その面倒な作業を休まず続けている事に驚きつつ、感心しながら毎日見る習慣になってしまいました。毎日の更新でよくネタが尽きないものだと思います。

このページは別にして他のコンテンツは常に更新の作業を重ねています。実はほぼ毎日のように少しずつ手を加えているのです。毎日はちょっと難しいと思いますが、前述のサイトを見習ってもう少しこのページを更新する頻度を増やしたいと考えている今日この頃です。さて、今回は時計を取り上げる雑誌で最近発刊されたものについてお話したいと思います。

BRUTUS ちょうど発売されたばかりの「ブルータス」ですが、ほぼ丸ごと時計特集なのです。もう既に書店に並んでいるはずなので、一度ご覧いただくと良いかと思いますが、これが時計の専門誌とは一線を画す切り口で最新のスイスの高級ブランドを中心とした時計を取り上げているのです。ブルータスといえば、大人の男性向けとしてはかなりの長寿雑誌で、洒落た写真や誌面構成が特徴だと思いますが、昨年7月頃にはブルータス誌上で大々的にカフェの特集が組まれたのがきっかけにもなり、ちょっとしたカフェブームも巻き起こりました。イームズのイスをはじめとした近年のインテリア人気にも影響を与えたそうです。とにかく、それだけ影響力のある雑誌が時計をどう取り上げるのかとても興味が湧きました。少しずつページを進めていくとすっきりとした誌面は他の時計専門誌と比較するとはるかに見やすく、クールでスマートな雰囲気が漂っています。別に専門誌を非難するわけではないのですが、少々ゴチャゴチャし過ぎで読みにくい雑誌が多くはなかろうか。専門誌とは異なる視点を持つ雑誌だからこそ、品のある凝った写真やグラフィックになるのでしょうか。よく分かりませんが、時計の見せ方が明らかに違っています。

今年のバーゼルフェアでの取材を中心とした記事がメインですが、各ブランドの展示ブースを紹介したり、ジュネーブの町にいる普通の人々が着けている時計を紹介してみたりと切り口が時計専門誌と明らかに異なるような気がします。2001年の新作をランキング形式で紹介したりする部分はお約束企画のようですが、やはりそのページもちょっと趣向が違うのです。何が違うのかというとロレックスがまったくないのです。聞き取り調査を行っているそうなのですが、恐らくその際のリストにはロレックスの時計は一本も載せていなかったのでしょう。とにかくそのページにはロレックスのデイトナなどの人気モデルは影も形もありません。ちなみにブルータスでの欲しい新作時計ランキング第1位はオフィチーネパネライのクロノグラフで、同じくレディースウオッチ部門での第1位はエルメスのノマードというモデルした。

なぜロレックスが一本もないのか明確な理由は分かりませんが、どうやらブルータスという雑誌は完全な「アンチロレックス」のようなのです。ロレックスというブランド、そしてその製品に対して好意的ではなさそうです。昨年末に発刊された時計だけを扱った"BRUTUS WATCH ANNUAL 2001"という別冊では「ロレックス滅亡の日」というタイトルでわが国に蔓延するロレックスを偏重する傾向を否定する批判的な記事がありました。その特集号では現行ロレックス製品を取り巻く状況を冷静に見ており、ロレックスに対して誰もが抱いているイメージはあくまで幻想であると述べています。具体例を挙げ、現行品の持っているいくつかの問題点を指摘していました。

「高級時計と言ったら何?」と訊ねれば、まず一番に「ロレックス」と誰もが答える状況は確かに疑問に思います。たくさんのブランドの時計が輸入されており、本来であれば同時にそれだけ多くの選択肢があるはずなのですが、ロレックスばかりがもてはやされるのはあまり面白くありません。この時の記事は消費者に問題意識を持ってもらう事が主な目的だったのではないかと思いますが、何となくロレックスの悪い面ばかりを取り上げていて、むしろ敵意に満ちているかのような印象が強く残りました。ある程度共感出来る部分もありましたが、いずれにしても高級時計に対する評価も徐々に変わってきており、現在は消費者にとっても多様化が進んでいるのではないかと感じます。ロレックスを代表とする金属ブレスレットがついたスポーツタイプのものから革ベルトのデザイン性の高い時計へも注目が集まりつつあるようです。

これは非常に良い傾向だと言えるのではないでしょうか。偏った情報による先入観で視野を狭くしてしまっては仕方がありません。与えられた情報のせいで本当に良い物が良く見えなくなってしまう状況に陥る事なく、それぞれが独自の価値観で自分の好きなものを選ぶ。ごく当たり前の事ですが、情報量が多い現在では自分が何を求めているのか判断しにくいのかも知れません。とにかく既存の時計専門誌に少し飽きている方には発売中のブルータスお勧めです。その他の雑誌でも紹介されているように今年の新作時計は様々なタイプがあるようなので、次回は最新の雑誌で紹介された記事の中から業界再編の動きやユニークなモデルなどについて気になる話題を取り上げてみようかと思います。


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