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C O L U M N

 このページはホロル・インターナショナル店長の個人的主観によって作られるページで、不定期に更新されます。ご覧になった皆様のご意見、ご感想、ご質問等ございましたらEメールにてお寄せ下さい。


第29回「PCが壊れました!」(12/2/2002)
すっかり冬です。先週から軽い風邪をひいてしまっています。熱は出ていないようですが、その代わりに咳がひどく、激しい咳のせいで寝付けない夜が続いています。うがいなどちょっとした予防策を完全に怠っていました。

そんな事より大変なトラブルが起きてしまいました。メインで使っているパソコンが今朝壊れてしまいました。OSが認識されず、起動しなくなってしまうという前代未聞の問題が発生してしまいました。実はしばらく前からその予兆はありました。ちょうど先々週くらいから異音が聞こえはじめました。「キーン」という嫌な音が出始めて、しばらくそのまま使っていましたが、数時間経つとその音はほとんどしなくなっていました。気にはなっていたものの、正常に動作していたため、それほど心配していませんでしたが、日増しにその不快な音はうるさくなり、さらにいつまで経っても聞こえるようになってしまいました。

慌ててメーカーのサポートへ電話をしたところ、やはりハードディスクの故障が考えられるとの事でした。汚れが原因の場合もあるようなので、埃をとるために簡単な掃除もしてみましたが、まったく効き目はありませんでした。正常に使用していましたが、万一に備え、完全なバックアップをとる事にしました。まず、サブ的な役割で使用しているノートPCに絶対に必要なデータだけはコピーしました。12月1日には急遽外付けのハードディスクも購入し、多少時間がかかりましたが、ほぼ丸ごとコピーする事が出来ました。おかげでどうにか重要なデータは守られましたが、翌日には完全に壊れてしまいました。

あらゆるデータはお金に換算出来ない貴重なものばかりですから、ハードディスクがクラッシュしてしまったせいで、すべて失うわけにはいきません。日頃からMOやCD-Rなどにコピーして定期的にきちんとバックアップする必要があると改めて感じました。以前もウィルスでひどい目に遭いましたが、今回も思いがけない経験をさせられました。恥ずかしながら、初めて実感しましたが、ハードディスクなどはいわば消耗品なのです。いつまでもそのまま使える訳ではありません。便利で万能なパソコンも人間が作ったもので、所詮は機械なのです。つまり、いつ壊れても不思議ではないという事を理解しなければなりません。もしもの時に困らないような備えが必要だという事です。



第28回「ご報告あれこれ」(11/17/2002)
いつの間にか季節はすっかり冬になってしまい、朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなってきました。外出の際はそろそろマフラーが必要です。いつも通りですが、このページの更新もすっかり手付かずで何ヶ月も過ぎてしまいました。つくづく時間の経つのは早いもので、当店も店舗を移転してから1年が過ぎました。現在の代官山へ移転して営業を開始したのが2001年の10月でした。リニューアルオープンしてから無事1周年を迎える事が出来たのも日頃からご愛顧下さっているお客様のお陰だと思います。この場を借りて御礼申し上げます。

以前と変わらず当店なりの基準でセレクトした古時計を今後も取り扱っていくつもりです。新入荷の商品などは当サイト上で随時ご紹介していきますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。状態の良い時計を入手するのはますます困難になってきており、また価格の面でも以前と比較すると高額になってしまうものも少なくないのですが、少しずつでも厳選された時計を紹介していきたいと思います。また、アンティークではありませんが、TWEMCO製品などデザイン性の高いユニークなアイテムもご注目いただければ幸いです。

さて、今回はちょっとした告知があります。以前も当店で取り扱っている時計が映画出演を果たした事をお知らせしましたが、これから公開される期待の映画に当店から提供した時計が使用されましたので、その報告をさせていただきます。来年2003年1月公開予定の東映映画「T.R.Y.」の製作にあたり、劇中で主人公が愛用する年代物のポケットウオッチが必要との事でオファーをいただき、私どもで用意させていただきました。

当店では主に腕時計を取り扱っていますが、わずかながら懐中時計もあります。舞台になっている年代を考慮しつつ、主人公の役柄を意識してスイスメイドは避け、アメリカンブランドに絞り、さらにあまり立派ではなく、むしろ普通っぽい雰囲気の懐中時計を数点用意しました。その中から映画の舞台になっている20世紀初頭に合うものという事でシンプルなエルジンが選ばれました。オープンフェイスのケースで、細身のローマ数字インデックスをしたポーセリンダイアルです。

今回のこの作品は上海での長期に渡る撮影も行った本格的な中国との合作となるそうです。ベストセラー小説が原作だそうですが、日本、中国、韓国のキャストが出演し、日本語や英語など様々な言語が乱れ飛び、今までの日本映画とは一味違う作品になるらしいです。映画ならではのスピード感が出ているようで、さらに映画独自のエンディングが用意されているとの事です。

ロケーションに参加した小道具担当の方のお話によるとストーリー上、その懐中時計が重要な役割を果たす場面があるそうです。ストーリーはもちろんなのですが、派手なアクションも見所らしく、何やら台本によるとちょっとユニークな時計の使われ方と合わせた格闘シーンが撮影されたとの説明がありました。現在前述のポケットウオッチは主演した織田裕二氏のサインと一緒に店内に展示してあります。ご興味のある方は是非一度ご来店の際にご覧下さい。とにかく今から来年の公開がちょっと楽しみです。

T.R.Y.オフィシャルサイト → http://www.toei.co.jp/TRY
追加連絡
上記サイト内の"TRAILER"というコンテンツで映画の予告編を観る事が出来ます。リアルプレイヤーなどがインストールされていればOK。なんと予告編の中で例のポケットウオッチが映るシーンも出てきます!




第27回「水周りに注意。」(8/13/2002)
恐ろしく暑い毎日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年までは毎年8月のこの時期は夏期休業を頂戴していましたが、今年は当店にとって代官山への移転後、初のお盆という事もあり、通常通り営業しています。さすがにお盆休みはのんびり休んだり、旅行へ出かける方が多いのでしょうか。かかってくる電話も比較的少なく、ここ数日は割と静かに営業しています。

海へ山へと出かける機会も多いこの季節ですが、年代物の腕時計を使用する際は取扱いに十分ご注意いただきたいシーズンでもあります。特に水や汗には気をつけなければなりません。つい先日も腕時計に水がかかってしまったとの事でお電話で修理のご相談をいただきました。実際にご来店下さったお客様から事情をご説明いただくと海水が時計にかかってしまったとの事でした。ちなみに1960年代の軍用時計でした。

結果から言うとその時計を蘇らせる事は出来ないと判断しました。恐らくかなりの水がかかったのではないかと思われ、リュウズ、および巻芯周辺に激しくサビが出て、剣回しも出来ない状況でした。しかも4〜5日程度も経っていました。非常に残念でしたが、お預りする事なくそのままお返しする事になってしまいました。

アンティークウオッチにとって水絡みのトラブルは命取りです。現在新品で販売されている時計であれば、万一全損になるような大きな事故があったとしても部品の供給があるので、再生させる事は可能です。ところが、一点物である年代物の場合、ムーブメントにサビが出て、動かなくなってしまったなら、丸ごと取り替えるしかありません。文字盤や針に腐食が出てしまった場合、オリジナルの文字盤など簡単に入手出来る訳ではないので、もっと大変です。

とにかくこういったトラブルの場合、困難な事態が待ち受けています。時間とお金をかけても直したいという強い気持ちがあれば、どうにかなるかも知れませんが、その道のりは大変険しいものになるはずです。同じ時計をもう一本買うくらいのゆとりの気持ちがないと駄目かも知れません。

以前私の友人にオメガの時計を買ってもらった事がありました。オメガのシーマスターで、半回転式の自動巻きムーブを搭載したスモセコ仕様です。1950年代スタイルがカッコいい、今でも評価の高いモデルです。気に入って大切に使ってくれていたようなのですが、今年に入ってその事件は発生しました。

洗面所で水の中に時計を落としてしまったとの事で電話がかかってきました。実際に来店してもらい、そのオメガを見ると風防の内側に水滴が付いており、完全に内部へ水気が入っているようでした。大急ぎでオーバーホールをしなければなりませんでしたが、結果的に残念ながらその時計を再び動かす事は出来ませんでした。内部は完璧にサビて、驚くほど赤くなっていました。

後日彼にその時計を返却しましたが、その時ある新事実が浮上してきました。確かに洗面所で時計を水に浸けたそうですが、実はその前に50年代製のそのオメガを腕に着けたまま、風呂に入っていたのだそうです。しこたま酒を飲んだ後、ご機嫌になった彼は仲間とサウナへ出かけたそうで、何とそのまま時計を外す事なく入浴していたそうです。後日一緒にいた仲間から聞いて初めて分かったとの事。私は驚きの事実を聞かされ、少しショックでした。

普通では考えられませんが、なぜそのような事が起きたのかというと、彼は記憶がなくなるくらいの量のアルコールを飲んでいたのです。アンティークウオッチの愛好家の方々からしてみると到底理解しがたい行為ですが、実はこういった事故は誰にでも起こり得るものです。他には時計を衣類のポケットに入れたまま洗濯してしまったとか、この類のトラブルに関する相談は今までに何度も聞いてきました。実はどれもちょっとした注意が足りないせいで起きてしまうのです。しかしながら、同時に未然に防げる事でもあるのです。

ついつい酒に飲まれてしまい、酔っ払ってしまったせいで大切な時計を傷つけてしまった人は意外といるのではないでしょうか。中には翌朝起きたらお気に入りの時計が傷だらけのボロボロになっていたなんていう話も聞いた事があります。酔った勢いで時計を誰かにプレゼントしてしまう人もいます。いずれも機嫌よく飲み過ぎたために起きてしまうのです。

やはり古い腕時計を使う上で一番の大敵は水関係だと言えそうです。海や川へ遊びに行く時はもちろん、手や顔を洗う時にも水には注意が必要です。それから、お酒を飲む時もあとで泣く事にならないよう気を付けましょう。どちら様も水っぽいものには十分ご注意を。


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