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 このページはホロル・インターナショナル店長の個人的主観によって作られるページで、不定期に更新されます。ご覧になった皆様のご意見、ご感想、ご質問等ございましたらEメールにてお寄せ下さい。


第32回「パッソルがやってきた」(7/16/2003)
風邪をひいてしまいました。こんな季節に少々こじらせてしまいました。お約束通りまずは喉の痛みに始まり、やがてだるさや熱に襲われました。さすがにピークは越えましたが、今日は頭痛がひどく、調子が出ません。やけに暑くなったかと思えば、ここ数日は妙に涼しく、これでは風邪をひいても仕方ありません。

9月30日までヤマハ・パッソルが店頭に展示されています。 さて、今回は未来の乗り物をご紹介させていただこうかと思います。トップページでもご案内していますが、ただ今当店ではヤマハの電動スクーター「パッソル」を店内に展示しています。この「パッソル」は100%電動で動くスクーターで、一般家庭にあるコンセントから内蔵されるバッテリーに充電をして走らせる事が出来る新しい乗り物なのです。ガソリンを燃料に使うわけではありませんので、当然排ガスもありません。すなわち地球に優しい乗り物なのです。

ネーミングに聞き覚えがある方も少なくないと思いますが、「パッソル」はその昔ヤマハから出ていた最初の原付スクーターの名前です。ヤマハ初の電動スクーターなので、同じく初のスクーターとして世に送り出された「パッソル」の名にちなんで復活させたのだそうです。

日頃サイトのリンクなどでもお世話になっている「代官山ホームページ」からの案内でこのキャンペーン企画に協力させていただく事になりました。今回のこの企画に賛同させていただいたのにはいくつかの理由があります。まずひとつは9月30日までのキャンペーン期間中に店舗での展示協力をする代わりにその後の1年間無料で貸与していただけるという条件で、それが何より魅力的でした。また、私自身バイクが嫌いではないので、単純に興味がありました。このお話をいただいた後「これは応募するしかない!」と思い、すぐに申し込みをしました。

当初の説明だとキャンペーン期間中、店舗に展示する車両はあくまでもディスプレイ用で実際には乗る事が出来ないとの事でしたが、いざ実際に車両が届くとナンバープレートが付いた状態でした。ヤマハの担当の方にうかがうとジャンジャン乗っても良いとの事でした。乗れるようになるのは10月以降になるものと思い込んでいたので、非常にうれしかったです。とにかくコンパクトなボディのため、比較的場所を取らず、店内や入り口周辺に置いてもそれほど邪魔になりません。しかも数種類ある中から選ばせていただいたオレンジの色が店の雰囲気とマッチしているように見えます。

早速充電をしてキーを回し、動かしてみました。当然エンジンの音はいっさいありません。走行可能な距離は15〜20キロ程度との事ですから、それほど遠くには行けませんが、フル充電するのに必要な電気料金はおよそ12円との事。ちなみに一回の充電にかかる時間はわずか2時間30分程度。なるほどこれはまさに便利でクリーンな未来の乗り物ではありませんか。実際に走ってみると音があまりに静か過ぎて歩行者がこちらの存在に気付いてくれないなどといった問題点はあるものの、思っていたよりもスムースに走る事が分かりました。最高速度は普通の原付バイクと比べるとかなり遅いのですが、交通量が極端に多い道さえ通らなければそこそこ十分な速さです。

代官山を中心にしてその周辺は比較的起伏があり、坂道が多いのが特徴です。例えば、恵比寿や渋谷あたりまでちょっとした用があっても徒歩だと結構キツイものです。そこで、この「パッソル」が活躍します。お昼のお弁当を買いに行く時なども今までならちょっと遠いせいで行きづらかった場所にも随分と行きやすくなりました。おかげですっかり重宝しています。当店にご来店の際には腕時計だけでなく、中央にディスプレイされている「パッソル」にも是非ご注目下さい。

関連サイト
パッソルで代官山ステキ体験!!
Passol.net
ヤマハ公式サイト



第31回「車中での出来事」(5/27/2003)
久々の更新です。本来であれば、5月は初夏の気持ちいい季節のはずですが、ここしばらく雨が降ったり、やんだりの嫌な天気が続いています。関東地方もこのまま梅雨入りなのでしょうか?新作の腕時計が発表され、様々な雑誌でバーゼルフェアの特集が組まれたりしています。各ブランドがあの手この手で競い合っています。それにしてもグリーンのベゼルをしたロレックスのサブマリーナには驚きました。なんと言うか、少々安直ではないかと思うのですが、意外性を感じさせてくれた事は確か。さすがロレックスです。

さて、今回はつい先日体験した事についてお話したいと思います。それは閉店後、帰宅する際の電車での出来事でした。午後10時を過ぎていたと思いますが、そこそこ混んだ車内である男性を見かけました。私よりも少し年齢は上でしょうか、恐らく30台後半くらいのその男性は車両に乗り込み、つり革に掴まった私のちょうど目の前に座っていました。

シルバーのごついアクセサリーを身に着けたその男性が右手にしている腕時計が私の目に飛び込んできました。その時計はステンレススチールのケースで、ブレスレットも付いたダイバーズウオッチで、一見して古いものだという事が分かりました。それはリュウズがふたつ付いており、インナー式回転ベゼルを搭載したモデルでした。職業柄か、よく電車の中ではヒューマン・ウォッチングならぬ、ウオッチ・ウォッチングをしてしまいます。

とにかくそのダイバーズウォッチをしたその男性の前に立った時、すぐに「おっ、この人カッコいい古いヤツをしてるな、ウィットナーかなぁ」などと思いました。ところが、一瞬目を疑いましたが、どうもインターナショナルのレアモデル「アクアタイマー」のように見えました。その男性も腕を組んだりするため、なかなかきちんと確認する事が出来ません。怪しまれないようにしばらく観察してみるとやはり紛れもなく「アクアタイマー」でした。しかも文字盤に"IWC"というロゴが入らない初期のタイプのようでした。

大きめのリュウズもオリジナルのようでしたし、ちらりと見えたブレスレットのクラスプ部分には"IWC"のロゴがありました。フリップロック式のオリジナルで、これまた貴重です。コンディションも良好なようでした。我々のように日頃から古い腕時計を専門に扱っていてもなかなかお目にかかれないモデルですが、突然電車の中でそれをごく普通に使っている人に遭遇したのです。その時、何とも言えない妙な興奮を覚えましたが、さすがにその男性に声は掛けられませんでした。私よりも先に途中の駅で降りてしまいましたし、何よりお疲れの様子でした。

本当は軽く自己紹介をして「何か整備などでお困りの際には是非ご相談下さい」などと言ってみたかったのですが、何しろそこは電車の中です。どこかのレストランや居酒屋あたりならまだしも、見知らぬ人にいきなり声を掛けるわけにもいかず、そのままになってしまいました。とにかく自分の店やデパートの催事会場以外の場所で珍しい時計を着けた人に出会えた事が少し嬉しくて何だか得した気分になれました。まあ、たいした話ではありませんが、滅多にある事ではないので、個人的にはちょっとしたエキサイティングな出来事なのでした。



第30回「パワーリザーブについて」(1/31/2003)
いつの間にか新年を迎え、2003年になってしまいました。ホントに時間の経つのは早いもので、もう1月も終わりです。それにしても近頃毎日寒くてたまりません。朝が苦手な人間にとっては非常にキツイ季節ですが、インフルエンザが蔓延しているそうなので、風邪だけには注意したいと思います。もっと早くこのページで新年のご挨拶をするつもりでしたが、いつも通りすっかり更新出来ませんでした。とにかく今後ともどうぞ宜しくお願いします。

さて、今回はゼンマイの残量表示、いわゆるパワーリザーブ機能について少々。時々店頭で「パワーリザーブ機能のある時計はないのですか?」などと質問を受ける事があります。ところが、弊店に並んでいるような古い腕時計にはそういった機能を備えたモデルはほとんどありません。大抵そういったモデルは元々あまり存在していないというような内容のお答えになってしまいます。もちろん強いて言えば、1950年代のルクルトのパワーマチック、フューチャーマチックなどが該当します。他にはもう少し後の年代のロンジンなどに見られますが、実際はアンティークウオッチの世界においては一般的ではないと言えます。

では、なぜかつてのルクルトにはそのような機構が備わっていたのでしょうか?初期の自動巻きゆえに巻き上げ効率が少々悪かったという弱点が関係しているのではないかと考えられます。これは現代の時計のような効率の良い全回転式ローターの自動巻きではなく、半回転式を採用していたからではないでしょうか。巻き上げ不足が原因で時計が止まってしまう事のないよう追加させた機能だと思います。つまり表示を見て巻き上げが足りなそうな時はもっと腕を振って下さいという意味だったのではないかと考えられます。

特にフューチャーマチックはゼンマイの巻き上げや時刻合わせをするためのリュウズを持っていない上、手巻き用のゼンマイを採用しています。腕の動きが少ない場合に自然に巻き上がらない事を想定し、パワーリザーブ表示を付加させたのだと思われます。もちろん、これはあくまで個人的、かつ安易な意見ですが、恐らくそういった意味というか、目的があったのではないかと想像しています。

今日においては比較的ポピュラーな付加機能としてやや上級の機種などに見られますが、古い半回転式の自動巻きと比べて何倍も巻き上げ効率が良いはずの現行モデルになぜ必要なのでしょうか。個人的には現行品の腕時計におけるパワーリザーブモデルはあまり興味の対象ではありません。調子の良い現代の時計であれば、簡単に止まるはずありませんし、どうしてもちょっと無意味な機能だと思えて仕方ないからです。みなさんはどうお考えでしょうか?


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