アメリカの時計メーカー「エルジン」が手がけたユニークな腕時計をご紹介致します。本商品はエルジンの中でも高級ラインにあたる「ロード・エルジン」名義のモデル。一般的によく「ジャンプ・アワー」などと呼ばれるモデルのひとつで、通称シェブロンの由来は軍服の腕などにつける階級章を思わせるケースにデザインされたV字の飾りにちなんでそう呼ばれていますが、ここ日本では「鉄仮面」と呼ばれたりもします。

通常の長短針の代わりに数字がプリントされた樹脂製のディスクが回転し、時刻が表示される仕組みになっています。14K金張りケースはスナップバック式で全体的に使用に伴う傷があり、決して美品とは言えないかも知れませんが、十分なコンディションではないでしょうか。雰囲気のマッチしたエクスパンションブレスレットがついた一本。手首回りが16cm~17cmくらいの方にちょうど良い長さです。

手巻きのムーヴメントは丸型のケースなのに角型のものを搭載しています。ベーシックな作りではありますが、耐震機構を設けていたり、多石化させる事でオイルが良い状態で保たれるような仕様になっている点が特徴です。全体的に著しいダメージ等はなく、大変コンディション良好。一般的には王道ではないゲテモノ系に該当するモデルかも知れませんが、こういった機械式のデジタルウォッチは腕時計の進化の歴史の中で外せないもののひとつだと思います。入荷後には整備を済ませており、動作も良好です。