名門ロンジンが手がけたシンプルな手巻きモデルをご紹介致します。1950年代頃の男性用腕時計の見本のようなルックスですが、ツートーンになったダイアルなど、オーソドックスなスタイルの中にしっかりと個性を感じさせる一本です。

ステンレススチール製のケースは非防水のスナップバックでスリーピース構造。全体的に少々ポリッシュされているようなので、完全なオリジナルコンディションではありませんが、本来のシェイプを残しており、総合的に考えると十分な状態ではないかと思います。文字盤は目立つシミなどはなく、きれいな状態をキープしています。光の当たり具合で表情を変えるツートーンの文字盤が実に魅力的です。

ロンジンのオールドムーヴメントの中では代表的な存在の"Cal.12.68Z"を搭載。製造年代等によって細かな仕様の違いがありますが、スモールセコンド仕様については基本的な設計は大きく変わりません。各パーツの重厚な質感の高さはもちろん、年代物らしい質実剛健な作りは数ある手巻き式の機械式ムーヴメントの中で永遠のスタンダードのひとつだと言えます。ムーヴメントも大きなダメージ等なく、コンディション良好。整備済みで精度面でも十分期待出来そうです。

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