アメリカの時計メーカー「エルジン」が手がけたユニークな腕時計をご紹介致します。一般的によく「ジャンプ・アワー」などと呼ばれるモデルのひとつで、通常の長短針の代わりに樹脂製のディスクが回転し、数字そのものが表示される作りになっています。本商品は通称「ゴルフボール」と呼ばれているモデルです。

前面にいくつもの小さな穴がデザインされているケースが特徴で、これこそが前述のようにゴルフボールと呼ばれる所以です。スナップバック式ですが、内部にパッキンを備える事で気密性を向上させています。金メッキのケースはそれなりの使用感がありますが、全体的におおむね良好な状態をキープしています。

手巻きのムーヴメントはケースが丸型なのに角型を搭載しています。ベーシックな作りではありますが、耐震機構を設けていたり、多石化させる事でオイルを良い状態で保つように工夫されている点が特徴です。全体的に著しいダメージはなく、コンディション良好。一般的には王道ではないゲテモノ系かも知れませんが、こういった機械式のデジタルウォッチは腕時計の歴史を語る上で外せないモデルのひとつではないでしょうか。

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